母の日に思い出す、あの春の日
母の日が近づくと、毎年ふと思い出す時間があります。
それは、私が看護師になって間もない頃、母が白血病と診断されたあの春のこと。
当時の私は実家とは遠い病院で働く新人看護師。毎日が必死で、覚えることも多くて。そんな時に届いた突然の知らせは、頭が真っ白になるようなものでした。
遠く離れた場所で感じた”無力さ”
実家は飛行機や新幹線を使っても2時間以上ははかかる場所にありました。私は、夜勤明けの2連休を使って飛行機や新幹線で帰っていました。
体は正直きつかった。でも、「そばにいたい」という気持ちだけで動いてた。
それでも、遠くにいることへの”罪悪感”や”脱力感”は拭えなくて。「私は看護師なのに、何もできてない」って、何度も思いました。食事もすすまず、夜は眠れず”睡眠導入剤”を使っていた時期もありました。
仕事を辞める決断。正解なんてわからなかったけど
1年後、私はその病院を辞めて実家に戻る決断をしました。
当時は「せっかく入った病院なのに」「キャリアがもったいない」っていう声もあったし、自分でも不安でいっぱいでした。
でも、どうしても母のそばにいたかった。正直”看護師として”じゃなく、”娘として”の選択だったと思います。
今、ようやくわかる。あれが”私の看護の原点”だった
その後、母は移植を受け、今は元気に過ごしています。
私は鹿児島で新しい職場に出会い、そしてその職場で夫とも出会いました。
あの時は正解がわからなかったけど——
今なら、あの決断が自分をここに連れてきてくれたって思えます。
そしてあの経験が、今の私の看護にちゃんと生きています。
「そばにいること」
「ただ寄り添うこと」
それが、私の“ケア”のはじまりだったんだと思います。
あの日の私と母に、心からありがとうを
もし、あの時の自分に声をかけられるなら、こう言いたい。
「あなたが選んだ道は、間違ってなかったよ」って。
そして、あのときの母に、そして今の母に——
「ありがとう、元気でいてくれてありがとう」って伝えたい。
母の日って、なんだか特別ですよね😊
ただ花を贈るだけじゃなくて、「自分の原点」にもう一度向き合える日でもあるのかもしれません。母の日が近づくと、あの春のことを思い出します。
看護師1年目の私に届いた、母の白血病という知らせ。
実家と職場のある土地を何度も行き来して、ついには仕事を辞める選択をしたけれど、あの時間があったからこそ今の自分があると思えるんです。
そんな母に、今年も「ありがとう」の気持ちを込めて小さな花を贈りました。
実は、母の日の贈り物がまだの方にも、今からでも間に合う素敵なギフトがあるんです。

遅れてごめんね!母の日ギフト 【5月12日以降に最短発送】 母の日 プレゼント 花 ギフト 鉢植え 花鉢 鉢花 アジサイ アレンジメント スタンディングブーケ 花束 楽天総合1位 メッセージカード付き ははの日 イベントギフトA 2025 BunBun!Bee価格:3099円~ (2025/5/10 14:12時点) 感想(14500件) |
忙しい毎日のなかでも、ほんの少し気持ちを届けられる。そんなやさしさが、きっと心に残ると思います。
コメント